生ぬるい方程式
今日のテーマは「テラフォーミング」ってことでおねがいします。
テラフォーミングとは平たく言うなら地球化である。
ラテン語の地球という意味の単語Terraとそのような形に変えるという
英単語Formingからなる造語で、1942年にアメリカのSF作家ジャック・
ウィリアムスンによって提唱された言葉である。
地球以外の惑星などを地球のような環境にしてしまい、生命を住まわせる
というとてつもなく壮大なアイディアである。
特に、火星は比較的に地球化しやすいと考えられるのでよくSF小説での
テラフォーミングのターゲットにされるわけなのだ。
そう、テラフォーミングといえば火星だろ、みたいな感じだ。
「火星を地球にしてしまえ(火星地球化計画)」by○槻ケ○ヂ
俺を火星に住ませろー 俺はいつでも赤さにこだわるぜー♪
火星に関してはSF作家にしろ宇宙開発の人らにしろこのくらい鼻息が荒い。
大変ではあるが、技術的に不可能というのは言いすぎだからか。
しかしこれが金星となると、みんな急にテンションが下がる。
火星の方はちょこっといじればどうにかなりそうだが、金星に関しては
正直なところ難しいとみんな思っているのだ。
なぜか。それは気温や気圧の関係などに原因がある。
火星の気温は通常氷点下であるが、赤道の昼なら0度くらいまで温度が
上がる。なんとなくそれなら住めそうだと思う。
気圧は非常に低い。0.01気圧以下であると考えられる。
さすがにこれはちょっと…だがしかし、これでも金星に比べりゃはるかに
マシなのだ。
金星の気温はなんと平均400度!気圧は90気圧を超える。
正直、探査機がわずか2時間で破壊されたという。
火星探査機は今ももそもそ活動中なんだがな。
そう、金星に比べりゃ、火星なんて全然まともな環境だといえる。
技術的な面も大きい。
気圧を上げるために温暖化するのは比較的簡単だといえるが、
気圧を下げるのはなかなか困難である。
とにかく金星を地球化するのは無理がありすぎるのだ。暑すぎで。
比較的地球に近いと思われる金星ですらこれだ。
他の星、たとえば月や水星、小惑星、木星や土星の衛星などは論外も
いいところだ。
一番簡単そうな火星ですら、地球化するまでに数百年から数千年かかると
考えられる。でも数千年ですむならやってもいいかもしれない。
方法としてはこうだ。
まずはさまざまな方法でとにかく火星を暖める。
太陽熱を反射鏡などで集めて利用するのもいいが、核や隕石を利用する方法も
考えられる。隕石を動かせるなら隕石が一番安上がりかもしれない。
あたたまると火星の極の氷が解けるはずだ。そうすると水も手に入る。
ある程度温まったら藻やコケを撒く。
それで火星に酸素を供給できるはずだ。
それでも足りない場合は鉱物からエネルギー使って酸素取り出す必要ある
だろうけれども。
しっかし考えてみれば、生物、隕石、核、化学反応で酸素などと並べて
みると…ある意味大質量兵器とNBC兵器なんだよなぁ。
あっためたら水が湧くけど使える地面が減るのも問題である。
水が火星の海に流れ込むからだ。でもやっぱ水必要だしな…。
現在の環境ではどっちにしろ火星に住める生物は少ない。
…遺伝子改造生物でも送るか?それもなんだかなぁ。
火星をテラフォーミングする際、ゴキブリとか紛れ込むとまずい気がする。
…なんとなく紛れ込んでしまうような気もしてきた…
となると捕食者の小動物も必要になるな…ネズミとか。
それを食べる肉食動物やらワシやら蛇やらも必要だと思う。
…生態系完成?
それらの死体を処理するバクテリアも必須だけど。
そんだけ住めれば人も住める状況になってそうだな。
人が住めるのはいいのだが、きちんと管理された移民ばっかりだったら
いいのだが、不法移民とかも出たりするんだろうか…
生態系がきちんと完成してしまえば不法移民が入っても何とかなったり
してしまうかもしれない。
スペースコロニーとかだとそうは行かないだろう。
許容度で言うならはるかに惑星改造後の火星の方がスペースコロニーより
上のように思える。
「冷たい方程式」というSFがあったが、何とかなってしまう許容度ある
場合ってどうなんだろ。
…何とかなったらなんていうか生ぬるい方程式かもしれぬ。
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